チームリーダー
井上昌樹より


過去の実施結果


田んぼの
生き物図鑑


− コラム −

稲の豆知識@
世界の稲について

稲の豆知識A
稲の歴史について

稲の豆知識B
稲の品種について













田んぼの生き物観察会









はじめに(田んぼの生き物観察会実行委員長 伊藤幸蔵)

















 ファーマーズ・クラブ赤とんぼ灯は、2000年に農家組織として日本で初めて環境管理の国際
規格 ISO14001を取得し、2001年JAS有機認証も取得しました。しかし、それだけでは「物足り
ない!面白くない!!」と感じました。それは、環境負荷を減らすのは当然の取り組みで大切
なことですが、マイナスにならないだけではなく、私たちの活動で環境にプラスになっていること
が何かないのか?と考え始めたからです。

 答えは、足元にありました。農薬・化学肥料を減らし、有機栽培に取り組むことで、生態系の
循環の輪が繋がり、田んぼに虫や魚が戻ってきています。生き物の多様性・風景を守る意味
で、プラスになっています。このことを、子供たちにわかってほしいと思いました。そう思ったき
っかけは、都市の子供たちを対象に行ったアンケートでした。「田んぼには蛍がいるよ、赤とん
ぼに代表される田んぼの生き物もいっぱいいるよ。蛍ってきれいだと思う?」と尋ねたところ、
ほとんどの子供が「見たことがないから、わからない」と答えました。見たこともないのに感動で
きないことは分かりますが、現状では多く見られる、蛍もメダカもいない田んぼや、田植え前に
除草剤をまいて真っ黄色になった畔、それが日本の風景だと思われたら、文化も風景もそれ
を含む環境も理解されない、

「たまったもんじゃない!」

そういった思いから、この観察会を開催しようと決めました。









 今、実体験がどんどんなくなっているように感じます。田舎でも、田んぼで遊ぶ子供がいなくなりました。子供たちには、きちんと田んぼを見て、足を踏み入れて、泥ってどういう肌触りか・温かさか、五感を使って田んぼに親しんでほしいのです。こんな時代だからこそ物より思い出灯がいっそう大事ではないでしょうか。

この交流会は、農家にとってもいい経験です。都市の子供たちが、一番生命にあふれている時期の田んぼに入り、虫や魚を見つけて感動するのを見て、農家も「虫がいるっていいことだ、田んぼって豊かだ」「自分たちの農業の方向は間違っていない」と再確認できるからです。そしてこの発想を、日本中の農家に広げていきたいのです。農薬を減らしていこう!生き物も増えていいことだ!安心できてホッとできる風景が農村にはある!とそこまでいきたいです。

 消費者も私たち農家も、同じ田んぼから生命をもらう仲間です。環境を守り育てる農業は、食べ続けてくれる人がいれば、次の世紀まで続けていけます。それを少しでも感じてもらえれば・・・と思っています。